06 November 発汗の区分5 ※ 辞書は広辞苑からの引用になります。【】~~~ と表記。すべてを確認しつくしたとは言えない。とりあえず、まとめてしまおうという勢いでの作業なので後に訂正が必要になってくるかもしれない。 発汗についての例示は今回で終え、次の記事でまとめられるといいなあ。 人物が発汗するのは大体の場合、攻撃を受けたり不測の事態が起こるなど困難が向こうから迫ってきたかのような状況であり、受動的な立場で事に直面することが多い。そのため、処理から完了に向けてどうしてよいかわからないという【困る】【焦る】【苛立つ】の意味として読みとれる例が多い。 また、処理への不安を孕んでいるため、完了に向かってポジティブな感情(安心、喜び)への移行が見られる。 しかし、処置に苦しむ。どうしてよいかわからず苦しむ、迷惑するという【困る】のように事に対する苦しみの感情には起因しない、【苛立ち】のように腹を立てるでもない感情による発汗の表現もあった。 【楽しむ】①たのしいこととする。愉快に感ずる。また、趣味や娯楽とする。 ②期待をかけ、それを喜ぶ。 汗の表象はそもそも【緊張】であるけれど、それを困難として苦しむ気持ちではなく、楽しみ、積極的に向かっていくこともある。 * * * 2巻 みみみは追いつめられながらも強敵むむと戦うことを楽しんでいる。 2巻 むむもうれしい。 ほんとは4巻のシッポウが例としては妥当なのだろうけど、単体で持ってくるのは憚られたのでやめた。(お察しください) このように笑顔のなかに汗が描きこまれることが多いが、注意したいのが【楽しむ】は事態に直面また対処している最中のものであり、【緊張】状態にみられるものだ。事態への対処が完了に近づいているか、完了した場合の笑顔での発汗は【弛緩】に区分する。 [弛緩] 2巻 PR