14 November シッポウの葛藤 以前、まーの振る舞いがどういう性質のものかを確認した。今度はまーの考え方を理解するために、彼が他の登場人物と意見を衝突させるシーンをピックアップして、一個ずつ見ていきたい。 この記事では、4巻「技神まーとわざぼー(A)」「やってきたライバルとわざぼー(B)」を参照し、まーとみみみの考え方の違いを見ていく。板挟みになったシッポウの活躍はなんだったのかを考えたり、まーにシッポウが消された件についてみみみの責任問題を検討したりもする。 * ことの発端は、みみみが敵であるシッポウの高熱を介抱したことだった。書き忘れたけれど、上にあげた2つの話の手前「カゼひき戦士とわざぼー」でのやりとりである。 4巻「カゼひき戦士とわざぼー」 これがみみみの考え方。 つづきはこちら PR
07 November 6巻「復活した宿敵とわざぼー」 のまーの発言について 不要なツッコミの場にする気はないのだけれど、これだけはずーっと言いたかったっていうくだらない話がある。 考察でもなんでもない、というかそれにするにしても話題として有意義なものになる活路が見出せないので、ごくごくくだらない話…… 6巻「復活した宿敵とわざぼー」 で、まー、しゃべんなくて良くない? っていう。 つづきはこちら
06 November 発汗の区分 まとめ キャラクターに描きこまれた発汗の漫符は文脈上何を意味しているか。 『わざぼー』全巻を観察し、その意味を検討した結果を以下にまとめた。 ※ 『わざぐぅ!』は現在調査中。発汗について描写される汗の意味は、大きく2パターン、 【キモチの(心理的)表象】か【からだの調子の(肉体的)表象】か、 に分けられる。 [心理的表象] 【緊張】事の始点から継続/不安 ⇒【弛緩】事の収束/安心、拍子抜け <備考>※ 判断に迷ったら【緊張】か【弛緩】のいずれかに大別できる。※ 処理への不安を孕んでいるため、完了に向かってポジティブな感情(安心、喜び)への移行が見られる。 ※ 汗を描きこまれた人物が対処を迫られている事に直面して(【緊張】)から完了する(【弛緩】)まではセットになっている、と考えられる場合がある。 ……以下、事に当たる最中(緊張状態) → 方策の有無と実行の可否を問題として扱う。苦しい状態。 ●【困る】処置に苦しむ。どうしてよいかわからず苦しむ、迷惑する。 ・ 当惑A 方法はあるけど行動にとまどう(躊躇) ・ 当惑B 万策尽きて途方に暮れる(途方に暮れる) ・ 困惑 事に当たって悩み苦しんでいる状態 → 困る+時間の経過に対する意識が伴う。 〇【焦る】困りながら、とにかくすぐに行動を起こしたい、 事を終えたいという気持ち。 〇【苛立つ】焦るに怒り、腹立たしさが伴う場合。 → 事に当たるのが、楽しい状態。 ●【楽しむ】楽しみ、積極的に向かっていく。 <備考> ※ 人物が発汗するのは大体の場合、攻撃を受けたり不測の事態が起こるなど困難が向こうから迫ってきたかのような状況であり、受動的な立場で事に直面することが多い。そのため、処理から完了に向けてどうしてよいかわからないという【困る】【焦る】【苛立つ】の意味として読みとれる例が多い。 ※ 緊張状態において、直面していることに対し【困る】(ネガティブに向き合う)と【楽しむ】(ポジティブに向き合う)という対極の態度を示す場合がある。 [肉体的表象] 【体調不良】眩暈、吐気、嘔吐、風邪、発熱 以上。……作中の例を用いた解説は以下を参照されたい。 ・ 発汗の区分1 ・ 発汗の区分2・ 発汗の区分3 ・ 発汗の区分4・ 発汗の区分5・ 発汗の演技気弱なことを言うと、全部検討しつくしたとはいえません。ひとまず叩き台として。ご指摘、ご質問等ありましたらコメントくださいm(_ _)m